葬儀を執り行った後は、ひと段落としてホッとする人も多いのではないでしょうか。しかし終わったからといって、それで安心してしまってはいけません。後日お世話になった人への挨拶回りは、しっかりと行っておくようにしましょう。
葬儀を執り行った翌日か翌々日に行うようにしておくべきです。遅くても初七日までに行うようにしておきましょう。一昔前は、親戚の人が二人一組になって回っていましたが、近年では喪主となった遺族が直接に出向くことが多くなっています。
服装は喪服である必要はなく、地味な平服やダークスーツで問題はありません。中には遠方に住んでいる人で、直接お礼を伝えにいくことは困難というケースもあるのではないでしょうか。その場合には、無理をして足を運ぶ必要はありません。遠方から行くとなれば、足を運んでこられた側も恐縮してしまうことになったり、日程の都合を合わせなくてはならないので面倒だと思われてしまうこともあります。直接お礼を伝えにいけな場合には、まずは電話でお礼の気持ちを伝えるようにしましょう。今の時代はメールやラインなど連絡の手段は豊富にありますが、メールやラインでは失礼に当たってしまいます。電話ではなくお礼状を出すという方法もあります。お礼状を出すことにより、心づかいに対する感謝の気持ちがより伝わるようになります。マナー違反とならないように気をつけるのはもちろんのこと、できる限り丁寧に書くことが大切です。