葬儀のスケジュールは亡くなった場所によっても手順は少し変わってきます。病院で亡くなる場合だけでなく、自宅の場合もあります。また、事件性がある場合もあります。それほど何度も経験することではないだけに、慌ててしまうこともあるでしょう。事前に大まかな流れをつかんでおくと良いでしょう。病院で臨終の宣告を受けた時には、葬式屋へ連絡します。すると遺体を安置する場所へ搬送の準備をすすめてくれます。自宅で亡くなった時は、かかりつけの医師がいる方は、至急、医師に連絡をとります。
臨終の宣告を受け、死亡診断書を発行してもらいます。もし、かりつけの医師がいない方は、至急、119番又は110番へ連絡を入れます。そして次に、遺族、寺院、葬儀社と打ち合わせを行い、日程、場所、時間を決めます。死亡の通知は、親族、親戚、勤務先、友人、知人、近隣の住人、家族の友人知人などで、かなりの広範囲に及びます。連絡漏れには気をつけなければなりません。親族、親戚へは三親等まで連絡するのが一般的です。通夜や葬式を円滑にとり行う為に、喪主や世話役を決めます。
喪主は世帯主、配偶者、長男などが一般的になります。どんな式にするかは、最近では生前に予約することも可能になってきました。以前であればタブーとされていたことも、故人の希望に添えるように予約をしておけば、いざという時には親族も慌てずに済みます。予約していない場合はセット内容の打ち合わせなどを行います。最近ではわかりやすいプランが多数あり、お任せで準備してくれるので傷心している時に、故人との別れを偲ぶことも出来、楽になりました。納棺の儀は、近親者が集まって行います。そして、お通夜、葬儀、告別式、出棺と続きます。葬式の流れの中で最も大切な儀式と言えます。火葬、お骨上げが終われば儀式としての流れは終わります。